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まずはハンドクリームを私の手のひらと甲の部分にのせて、それが陸の両手で伸ばされてゆく。
そして親指から一本ずつ順に上へ下へとクリームを塗りこむように、揉むようにと陸の指が移動していって。
「…痛くない？」
「ん、大丈夫」
「リラックス効果もあるし、冷え性とかにいいんだって」
「うん」
「A、手、冷たいもんね。 なんか寝つきもよくなるらしいよ」
「そうなんだ…」
やけに真剣な表情で。
陸が大きな手で一生懸命、私のことを思ってこうしてくれてる…それだけでぽかぽかしてくる気がする。
いつでも惜しみなく愛を示してくれるから、私だって同じように返したいと思うんだ。
「クリームちょうだい」
「足りなかった？」
「陸にもしてあげる」
「俺？ …一緒にやったら熱くなりすぎちゃうよ」
「…それはめっちゃ効果ありすぎじゃない？」
触れあって、笑いあって…こういう些細なことで十分。
私は陸とだったらそれだけで心があったかいモノで満たされるから。
「大好き」
「俺も」
ずっと一緒にいれたらいいね。
☆
「さっきの写真の話だけど…」
「写真…あれよく奥様ですかって聞かれるんだよね〜」
「まあそうだろうね」
「いずれそうなる予定ですって答えるんだけどさ」
「……」
「だからそのつもりでいるように！」
end
終わり
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ちょる(プロフ) - も。さん» はじめまして。たくさん褒めていただきこちらが嬉しくて叫び出しそうです…！ひとまずはもうひとつの作品の方を頑張りますね。感想頂きどうもありがとうございました！ (2020年6月7日 21時) (
レス) id: 7af395255e (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - こんにちは！お話全て読ませて頂きました、どれも素敵なお話で胸がキュンキュンして叫び出しそうになりながら読みました……これからも更新頑張ってください！猫みたいな〜の作品の方も読ませて頂きます！ (2020年6月7日 17時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょる | 作成日時：2020年3月1日 21時
