幼馴染なあの子とのお話(s.u) ページ10
それは事もあろうに飲み物を口に含んだ瞬間だった。
「翔ちゃん、キスしたことある?」
「ぶふっ!」
「やだっ大丈夫?」
慌てて立ち上がり背中をさすろうとするAを手で制して。
口と鼻を押さえたまま洗面所に駆け込んだ。
いつもウチの冷蔵庫に用意されてる、Aの好きなリンゴジュース。
100%の濃いやつのせいか、洗ったけど鼻の奥が痛い…。
「翔ちゃん、」
「っ! ど、どした」
「なんか拭くものある? テーブルと床濡れちゃってるよ」
「おぉ、そこの、タオル」
コレ?と黄色いタオルを持って戻っていくAの後ろ姿。
白く眩しい太もも…なんでそんな短いショートパンツでくるんだよ、もおぉ…。
ぶるぶると頭を振って、煩悩をはらってから俺も部屋に戻った。
向かいの家のひとつ年下の女の子。
ひとり娘で大切に可愛がられてきたからか、ふわふわしたまま成長してしまった。
もう危なっかしいったらない。色んな意味で。
同じ高校に通ってはいるものの、学年が違うからずっとは見ててやれない。
よく友達との話もしてるし、ちゃんとやってはいるんだろうけど。
何が心配って…変な男にダマされたり、おかしなコトされたりしないかってこと。
幼馴染の贔屓目もあるかもだけど、Aは可愛い。
小さな頃から一番可愛いと思う女の子。
俺が守ってやらなきゃっていう思いがずっと抜けないんだ。
70人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょる(プロフ) - も。さん» はじめまして。たくさん褒めていただきこちらが嬉しくて叫び出しそうです…!ひとまずはもうひとつの作品の方を頑張りますね。感想頂きどうもありがとうございました! (2020年6月7日 21時) (レス) id: 7af395255e (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - こんにちは!お話全て読ませて頂きました、どれも素敵なお話で胸がキュンキュンして叫び出しそうになりながら読みました……これからも更新頑張ってください!猫みたいな〜の作品の方も読ませて頂きます! (2020年6月7日 17時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちょる | 作成日時:2020年3月1日 21時