親友だという彼とのお話（t.s） ページ21
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「…それ、買うの？」
「え、あ、これ？ …んー、今日はやめとく」
ちょっとお洒落な雑貨屋さんのアクセサリーコーナー。
後ろから声をかけられて、手に取って見ていたピアスは元の場所に戻した。
「決まった？」
「うん、Aの選んでくれたやつにする」
「わたしが選んだんじゃなくて、昂秀が決めたやつね」
「…そう、か？」
「まあいいや、外で待ってるね」
「おう、すぐ払ってくる」
さっき一緒に見ていたアクセサリースタンド。
それを持ってレジに向かう昂秀を置いて、お店から出た。
付き合って１か月記念のプレゼント探しについてきてほしい。
そう頼まれて、女の子かカップルばかりのこのお店にやってきた。
昂秀いわく、めっちゃタイプで一目惚れしたらしい隣のクラスの原田さん。
モデル体型で可愛くて…わたしとは正反対のザ・女の子って感じの。
告白してＯＫもらえたって報告された時。
「よかったね」なんて言って一緒に喜んだけど、内心は違ってた。
だってずっと好きだったのに…気付きもせずにすっごいはしゃいでるんだもん。
けっこう仲良くしてたから、このままどこかのタイミングで告白すれば…なんて。
友達には「早く言ってればよかったのに」って呆れられたけど、相手を聞いたらさ。
そもそも昂秀のタイプとかけ離れてた自分…最初から無理だったんだ。
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ちょる(プロフ) - も。さん» はじめまして。たくさん褒めていただきこちらが嬉しくて叫び出しそうです…！ひとまずはもうひとつの作品の方を頑張りますね。感想頂きどうもありがとうございました！ (2020年6月7日 21時) (
レス) id: 7af395255e (このIDを非表示/違反報告)
も。(プロフ) - こんにちは！お話全て読ませて頂きました、どれも素敵なお話で胸がキュンキュンして叫び出しそうになりながら読みました……これからも更新頑張ってください！猫みたいな〜の作品の方も読ませて頂きます！ (2020年6月7日 17時) (レス) id: db66c21382 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょる | 作成日時：2020年3月1日 21時
