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Aがその言葉を聞いた瞬間、ぎゅっと俺の服を
握って

顔を上げる。


『そうじゃないです!
シルクくんがいないからとかではなくて…。』


Aの瞳から本心で言っているように感じる。
そして、掴んだまま俯く。




「言って?ちゃんと聞くから。」



Aが少し間をおいて、俯いたまま

『その…、二人きりで行くって…いうのは…。』



うん、と相槌を打つと彼女がゆっくり顔を上げて
目が合う。




『デートって…ことですか…?』


彼女の顔は少し照れたような表情になっていた。









さっきまで言いづらかったことってコレ…?
すっげー、可愛いな。


あんな男集団の中にいんのにな、

でも、アイツらと出掛けるって言ってもデートじゃなくて、遊びだもんなー。


変な虫はアイツらが寄せ付けさせないだろうし。


だから、逆に守られすぎてこんな感じに?
だとしたらアイツらに感謝だな。



少し悪い顔で笑って


「そうそう、デート。
っていうかデートと思ってくれてんだ。」


『え…?』


「Fischer'sの中でよく出掛けてんだろ。

あれとは違う、ってちゃんとそういう目線で
俺のこと見てくれてんだなーって思ったの。」





兄クロードが嬉しそうにニヤリと笑って
Aを見ると顔を赤くし


『そ、それは…だって!
カメラ回さないですし…。』


「ほんとにそんだけ?
俺のこと男として見てくれてんじゃないの?」


Aの横に手をついてグッと距離を縮めて迫る。

Aは顔を赤くして




「わりぃ、わりぃ。

改めて、俺とデートしてくれませんか?」




『……結果は後日連絡します…。』



「あはははは!合否通知みてーだな。
まぁ、待ってるよ。」





兄クロードがAの頭を優しくぽんぽんと撫でる。

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名無し184号(プロフ) - まなか*もきゅもきゅさん» ありがとうございます´`*次作も頑張ります! (2018年4月6日 20時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)
まなか*もきゅもきゅ(プロフ) - とっても可愛いお話ばかりでいつも癒されてました(´∀`*) これからも応援してるんで頑張って下さい!! (2018年4月4日 23時) (レス) id: b45e1692d1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し184号(プロフ) - タナタナさん» はい、大丈夫です!´`* (2018年4月2日 10時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)
タナタナ - リクエストいいですか? (2018年4月2日 7時) (レス) id: d306e12ca7 (このIDを非表示/違反報告)
名無し184号(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» 感想ありがとうございます!喜んでいただけて幸いです´`* (2018年3月30日 18時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し184号 | 作成日時:2018年2月20日 8時

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