Fischer's 短編 2。 (ページ38)

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『ボケとツッコミはどう…する？』

「そうだなー、
Aはツッコミってイメージないな。」

『そう言うと思っ…たよ？
お兄さ…シルクくんもどちらかというと

ボケよりツッコミだよね！』

「あはははは！
そうだな、じゃあ俺がツッコミで
Aがボケで。」

『審査はどうするの？』

「それは、シル…兄貴に後でしてもらおう。」

はい、とクスクス笑いながら言う。

配役が決まった所で、部屋の扉の方に移動し
入場からちゃんとやる。

「『どーもー、師弟です！』」

『えっとー、私最近始めたことが
あるんで…だよ！』

「なに？」

『前までは毎日、グミ食べてたんだけど

最近は醤油を毎日めっちゃ飲んでるの！』

バン！とAがボケのカードを出し、
兄クロードもすぐにツッコミのカードを出す。

Aのカードは、ぐー。
兄クロードのカードは、ちょき。

お互いにジャンケンの結果を見て笑ってしまう。

ツッコミ側が負けたのでボケは流さなくては
いけない。

「あーー、あはは…！
やりそうだね、やりそう。」

『あ…ふふ、やりそうだったー？
そっかー…うん。

毎日やると、健康に良いから…！』

「へー、
あんまり塩分摂りすぎは良くないって聞くけどね？」

『そう、そうなんだけど。
もう摂りすぎの限界を超えるとー、
ハイになれるから平気！』

ほんとにそれ大丈夫なん？と兄クロードが
笑ってしまう。

『そうそう、この前。
失敗しちゃった事がありま…あって、

シルクくん家行こうとしたら、
ディ〇ニーに着いてました！』

再び、ボケのカードをAが出し
兄クロードも瞬時に出す。

Aのカードはパー。
兄クロードのカードはチョキ。

「いや、ディ〇ニーっておかしいだろ。
１回東京出ちゃってんじゃん。

向かってる途中で薄々気づくだろ。」

『いや、全く気づかなった…よ！
電車乗ってー、途中でディ〇ニーキャラの…

チーバくんとかいてね！』

Aがボケのカードをバシッと叩きつける。

兄クロードもそれに合わせて叩きつける。

Aのカードはぐー
兄クロードのカードもぐー

Aが結果に少し笑ってしまう。

「そうだね、あの主に赤、主体の犬ね。
ってアイツちげーから！

つーか、舞浜駅で気付け。」

お互いの三枚のカードが使い終わりAに軽くツッコんで

「いい加減にしろ」

「『ありがとうございましたー！』」