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|(ぺけたん) ページ41

次のお宅はぺけたん。


いるかなー。と不安になりながら
インターホンを押す。

すると、ガチャっと扉が開いた。






「はーい、え…Aじゃん!
どうしたのー?」


ぺけたんがまずまず驚いてくれたので
満足そうな顔をするA。

何か嬉しそうだね。とぺけたんに言われる。
そして、カメラも自信満々に向ける。





「お!カメラも持ってきたの?
あ、もしかして…何かの編集をやる感じ?

撮ってないもんね、これ。」


Aの顔がさっきと変わり、しょげた顔になる。

え、なに、なんなのー?と彼女の表情の変わりように笑いながら困惑する。




『また不発でしたけど、もう構いません!
今日はある物を渡しに来ましたー。』




Aが小さな箱を取り出す。



「またって言葉が引っかかるけど…
なにー、これ?」


『今日は何の日でしょう!』


「今日はー…14日だよね。
あ!バレンタインか!」


『そうです!
なので、チョコを渡しに来ました!』





ぺけたんに差し上げる。
嬉しそうにありがとー!と言う。



『日頃の感謝の気持ちです!』


「優しいねー、Aは。」




とぺけたんが優しくAの頭を撫でる。
彼女は少し照れくさそうに笑った。






「良かったら、上がってく?」






また、ピタリと動きが止まる。


『うーん、ほかの人にも渡しにいくので…』


「そうなんだ!
ほかの人ってシルク達?」



『そうです!
あとは、モトキくんとマサイくん家に
行くつもりです。』



「じゃあ、あと二人なんだ。
皆、喜んでた?」

はい!とAが笑顔を向ける。





「ねぇ、やっぱり寄ってくのダメ?
あと二人なら回りきるでしょ?」


ぺけくんが寂しそうな顔で見つめてくる。
思わず私は目線を逸らす。




「外、寒いしさ…手ー、冷えてるじゃん。」

ぺけたんがナチュラルにAの手を握る。
Aが戸惑っていると





「ここはさ、俺に甘えてよ。」


ぺけくんが私の腕を引く、
急に引っ張られて、抵抗する間もなく
彼の腕の中で抱きしめられる。







「ほら、あったかいでしょ。」




そう…ですけど。とAが赤面しながら小声で呟く。






「照れちゃう?」




『もー…、お部屋行きましょう!!』






はいはい。とぺけたんが仕方なさそうに
Aを解放して部屋に向かう。

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名無し184号(プロフ) - 太陽。さん» ありがとうございます´`*そう言っていただけると嬉しいです!続編の方も読んでいただけると幸いです´`* (2018年3月23日 18時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)
太陽。(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» あの、あの、本当に最高すぎるのですが…!!!!!胸キュンが止まりません! (2018年3月22日 16時) (レス) id: 9cf1106f69 (このIDを非表示/違反報告)
名無し184号(プロフ) - 3年2組コンソメ君さん» ありがとうございます!´`* これからも書いていくので是非読んでいただけると嬉しいです! (2018年2月25日 19時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)
3年2組コンソメ君 - モトキ君の愛してるゲームとかヤバい!死んじゃいます! (2018年2月25日 17時) (レス) id: 7ccad67cab (このIDを非表示/違反報告)
名無し184号(プロフ) - まなかさん» ほんとですか!ありがとうございます´`*以前もコメントして頂き非常に嬉しいです。頑張ります! (2018年2月19日 21時) (レス) id: 245c03381e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無し184号 | 作成日時:2018年2月8日 18時

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