Fischer's 短編。

｜(ダーマ？) ページ36

はやる気持ちを抑えて、次のお宅に向かう。


いつまでも考えてたら、彼の思う壷のような気がして…。


忘れようと努力をするが、シルクくんの行動や言動が頭から離れられない。

ここはあの人の事を整理して…考えることを止めることにしよう。という結論を出した。


あのタラコくんは、口が上手いんですよ！
美味しい、という意味ではなくて…

用事がある、なんて言うから動画関係の事
かな？って思うじゃないですか！

あの嘘は自然すぎる…。



食べさせて…何て、
私でも言ったことないのに！

女子力の高い彼女みたいなこと
言っちゃってー！！

末っ子パワーを全面に出してきてー
ちょっと可愛く見えちゃったけど…！



最後には何ですか…

あの、あーん。の時のハプニングは！

あーん。するだけでもハードルが高いと言うのに…。





しまいには、あんな色気全開の事をする
なんて…！


タラコくんの目線も、意地悪く笑う顔も、
急に目付きが変わる瞬間も…。

全部、禁止条例にしてやりたいくらいです！
あんな事、カップル以外の関係でやったらダメ…！

私の心臓は持ちません！



よし、スッキリした。









そして、ダーマくんのお宅に到着。



ピンポーンとチャイムを鳴らすが、物音が一切聞こえない。


少し待ってはみるがやはり、反応がない。

なるべく、手渡しをしたいので
ダーマくんには後日渡す事にした。

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