第6話 ページ6
ぱぁぁあｯと顔を輝かせる悪魔のような子に
不安げに悪魔のような子に助けを
求めて服の裾を引っ張る狐の子
猫耳の子はそんなのどうでもいいとでも
言うように無理やりAの腕の中に
入ってきては体勢を整え始めた
A｢お母さんとかは？｣
うつ｢ぼくら、おかぁさん、？､､､しらんの｣
A｢知らないの？じゃあお父さんは？｣
うつ｢？､､､おねぇさんが、おとぉさん？｣
A｢ん？違うかなそれは｣
どうやら親が居るかどうか以前に
親という単語すら知らないらしい
頭を傾げる悪魔のような子は
そんなのはどうでもいいらしく
ぎゅっとAの手を握り、おてて、にぎって？
なんて言いながらへにゃっと笑っていた
親っていう存在が無いのかな、？
まぁ人間では無いから、人間と同じではないだろうし
そういうこともあるか、だったらもしかしてだけど
これは私が面倒を見ないといけない流れだよな
3人の人外の子供を？？？？
A｢､､､とりあえず、2階は危ないから１階に行こうか｣
うつ｢？｣
A｢気をつけて階段降りようね｣
うつ｢わかった！｣
チーノ｢え、な、なぁ！､､､にいさｯ｣
うつ｢？､､､て、つなぐ？｣
チーノ｢そうや、なくて！｣
どこか納得していない様子の狐の子
猫耳の子を抱えたAが悪魔の子の手を握り
気にかけながら3段ほど階段を降りたところで
狐の子が悪魔の子の服を引っ張った
チーノ｢にんげん、こわいで、？｣
うつ｢､､､ん｣
チーノ｢ぶちょ、もい、てたで？､､､あぶない、て！｣
うつ｢あぶなくないで、？｣
チーノ｢ひどいこと、される！､､､こわい、やん！｣
人間=怖い
そんな考えがこの子には染み付いているらしい
耳を下げて涙目で必死に訴えるその様子は
怯えた子犬のようだ
そんな狐の子と目線を
合わせるようにAはしゃがんだ
3段降りたとはいえ手を伸ばせば届く位置にいる狐の子
Aは手を伸ばしてその子の頭を撫でた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 928人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ショートピース - 今回の小説も大好きです‼︎Twitterやってなくてパスワードの件の時作品追えていなかったんですけど､､､久しぶりに見たらやっぱさや様最高すぎて本当に一番好きな作者様です‼︎お体に気をつけてこれからも更新頑張ってください (2023年3月27日 22時) (
レス) @page44 id: 4c8fcac512 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - まいかい作品が神作で発狂しそう…()今回も面白いです！sypが可愛いんじゃあ…更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (2023年3月27日 20時) (レス) @page44 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶(プロフ) - 39話のトントンが大先生に教えているところの話が気になりますできれば書いてくれませんか？ (2023年3月19日 22時) (レス) id: e8b6a52788 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです! (2023年3月12日 14時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
月姫 - いつもさや様の作品を読ませていただいてます！いつも素敵な作品ありがとうございます。更新がない期間はとても寂しいですがまた更新楽しみにしています！パスワードの件も了解しました！ (2023年2月6日 7時) (レス) id: 5481e3b522 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さや
| 作成日時：2023年2月2日 17時
