【d!】私悪役令嬢だって2

第54話 ページ6

シャ「うま！？A嬢がこれ作ったん！？」


A「美味しいなら良かったですけどもう少し静かにしてもらっていいですか？」


ウツ「A､､､ぁ」









椅子に座って歓喜の声を上げながら


チャーハンを頬張るシャオロン様と


起きたばっかりでトロンとした目のまま


私にお粥を口まで運べとせがむウツ様









カオスだ









A「美味しいですか」


ウツ「んぅ､､､おいし」


シャ「稀に見るまじでしんどい時の大先生やなぁw」


A「熱下がらないですね､､､お医者さんとか呼んだ方がいいんでしょうか」


シャ「うーん､､､明日になってみて変わらんかったら連れてくるわ」


A「助かります」









これほんとに薬効いてるのかな









シャ「てか料理できるんやな」


A「多少は」


シャ「いや十分すごい」


A「嬉しいです」


シャ「､､､ほんまに喜んどんか？」


A「なんでですかちゃんと喜びましたよ」









人がちゃんと感情を伝えてるのに


失礼だな









シャ「わからんわぁ､､､A嬢笑ったりするん？」


A「そりゃ笑いますよ」


シャ「､､､見たことないな笑うんや､､､へぇ」


A「私のことをなんだと思ってるんですか人間なので泣くし笑いますよ」


シャ「ごめんやんwそんな怒らんといてよw見たこと無かったから想像出来んってだけやん？」


A「､､､」









前世の記憶を思い出してから薄々感じていたが


このシュヴァルツ・Aは表情筋が驚くほど硬い


メリットは感情がわかりずらいので


思ってることが人に伝わらないから便利である


デメリットは無愛想で愛嬌が無いので


誤解を招くことが多い









シャ「きにしとん？」


A「いや､､､そうでも無いですね」









感情なんて自分だけが知ってればそれでいいし


相手には言葉で伝えることができるし


特に嫌だと思ったことは無い

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