【d!】ヤンキーと無頓着少女2 (ページ1)

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第51話ページ1

エミ｢､､､お、お恥ずかしいことに、またガラの悪い人達に絡まれてしまって｣

A｢､､､痛そう｣

エミ｢昨日は痛かったですけどちゃんと冷やしたので！｣

A｢大丈夫？｣

エミ｢ｯ、ぇ、あ｣

手を伸ばしたAはエーミールの頬を優しく撫でた

そんなAの姿がエーミールには

儚くて神々しい天使に見えたのだ

周りの音が小さくなって動きがスローモーションになる

エミ｢､､､あ、あのｯ｣

店員｢お待たせしましたー｣

エミ｢ｯ､､､あ、ありがと、ございます｣

この機会を逃したくないとエーミールも

手を伸ばそうとしたその瞬間、店員が邪魔をした

これ以上無いくらいの店員に対する怒りを

抑えてニコリと笑みを貼り付ける

A｢いただきます｣

エミ｢どーぞ！｣

A｢､､､ん、うま｣

エミ｢ふふw､､､美味しそうに食べますね！｣

そんな怒りも目の前で美味しそうにパンケーキを

頬張る彼女を見ていればどうでも良くなってしまった

隙を狙って無音カメラでその姿を画面に収める

A｢､､､この後どーする｣

エミ｢この後の時間もくれるんですか！そ、そうですね､､､Aさんはどこか行きたいところありますか？｣

A｢､､､スイパラ｣

エミ｢いいですね！！｣

A全肯定オタクと化しているエーミールは

この後スイパラからの駄菓子屋をハシゴした

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らだ｢体育祭開始ー！！｣

らだお先生の抜けるような声で体育祭が始まった

ザワつく生徒たちはこれから始まる戦いに

嬉々として準備している

､､､のではなく

トン「､､､お、おったおった」

コネ「お前すぐどっか行くな」

ロボ「しゃーないやろ？だってAやし」

シャ「おいお前諦められとるぞ？w」

いつも時々しか登校してこないような

ヤンキー達が10人程束になって1人の小さな

少女を囲んでいるその状況にザワついていた