不思議な少女3

第135話 ページ37

A｢どうしました？｣


うつ『､､､ｯ、Aちゃ､､､おれ、どうし、よｯ､､､』









電話越しでもわかるほどうつ先輩の声は震えていた


それほど今のうつ先輩の心情は不安定なんだろう









A「､､､どこにいますか？」


うつ『､､､ｯ､､､が、こう､､､』


A「今から行きますね､､､電話繋げておきましょうか」


うつ『､､､ごめ、ｯ､､､､､､おれ、』









このまま電話を切ってしまえば


もううつ先輩とは会えなくなる気がして


繋げておこうと提案する


先輩も1人で待っているより


なんでもいいから話していた方が楽だろう









A「大丈夫ですよ着くまで少しお話しましょう」


うつ『う、ん､､､ﾋｸﾞｯ､､､ｯ､､､きゅう、に、ごめｯ､､､』









サッと簡単な荷物を持って学校へと急ぐ




きょー先輩どうか起きないでくれ


そしてシッマ先輩は察してどうにかして欲しい





頼んだ←















――――――――――――――――――――――――





ｶﾞﾁｬ









A「うつ先輩」


うつ「ぁ、A、ちゃｯ､､､」









学校の屋上に着くと


うつ先輩が服がはだけて腰は抜かしたまま


その場に座り込んでいた









A「､､､よかった」


うつ「､､､ふｯ､､､ﾋｸﾞｯ､､､､ｯ､､Aちゃ､､」









何とか間に合った


心の底からそう思い安堵の声が漏れる


電話越しの声は細くて消えてしましそうで


今にも屋上から飛び降りるんじゃないかと不安だった









でも､､､もう大丈夫だ









うつ先輩をしっかりと抱きしめる









A「良かったマジで､､､よく耐えました偉いです」


うつ「おれ、おれｯ､､､ｯ､､､」









息が詰まりながらも


一生懸命話そうとする先輩の背中を


優しくさする









A「大丈夫ですよゆっくり深呼吸して？､､､落ち着いてからで大丈夫です」


うつ「ｯ､､､ふぅーｯ､､､ﾋｸｯ､､､ふ、はぁー､､､」


A「そうそう､､､上手です」









しばらく落ち着くまで


抱きしめたまま背中をさすり続けた

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