7 兄貴 [1] ―BROTHER side― ページ8
エースと他愛のない会話をしていると、エースの部下が来て心底嫌な顔をしたが、俺がGOサインを出せば用事の方へ向かった…
太陽が少し傾いた時間、オヤジの高笑いが聞こえて来る…俺が能力を使って船長室の1番近くにある
『私の名前はA…1番隊副隊長…ずっと欠番だった理由は…私が家出してたからだ…知ってる人も知らない人も…今日からよろしく頼むよぃ…』
人目見てわかった…数年ぶりの妹が居た、数年前と変わっていなかった…俺がプレゼントであげたミュールを履いていて、オヤジからのプレゼントであるレッグポーチを着けていた…
変わったといえば…髪が少し伸びて大人っぽくなった事だった…
俺は久しぶりに会えた喜びと、安心にちょっとの間浸れてた……
たが…
「それと、俺の妹だから…手ぇ、出すんじゃねぇよぃ…」
俺に連絡も寄越さずに、勝手に出ていき…戻って来たと思えば俺の所に来ないし…喜びと安心の真反対…怒りが込み上げてきていた…
Aが俺の顔みてすぐに逃げようとしたが、俺は襟をしっかり掴んだ
「A…俺に挨拶がねぇってことは…覚悟出来てんだろうな…？」
Aの顔が真っ青になったのと同時に、俺は片手で肩を掴んで、もう片手で腕を掴むと…
どれだけ、俺を心配させれば気が済むんだ…と言う思いを込めておもいッきり海へ背負い投げをした…
「あぁぁぁあ！！なにしてんのマルコ！？海に投げ飛ばすなんて…！！」
サッチが俺に非難の言葉をぶつけて来るが…
「それくらいで勘弁してやる…ちったぁ頭冷やせぇ…数年間連絡寄越さないあいつが悪いよぃ…」
「それだからって…海はダメでしょ…！？」
それだけ言い残して、サッチは海へ飛び込んでいった…俺はそれを確認した後、自室へ足を運んだ…
気分がすこぶる悪いため、本でも呼んで気分転換しようかと思い…数時間の間、自分の世界に入っていたら、イゾウが血相を変えて部屋に入って来た…
「Aの噛みグセが発動した…」
それを聞いて俺は、眉間に手を当てた…そして、久しぶりに骨の付いた釣竿を部屋から持ってきて、甲板へ出ると…
「あぁ〜…エースが餌食になったようだねぃ…」
見事にエースの首筋を噛んでいるAの姿を見て、隣にいるイゾウと顔を見合わせて少し苦笑いをした…
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イロカイノ(プロフ) - かすみさん» コメントありがとうございます！ほのぼの系を目指して頑張っていきます！！ (2018年5月29日 6時) (
レス) id: 49429ef2d1 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！マルコがお兄ちゃんとか最高すぎます。そしてやっぱり妹も親父様大好きでほのぼのします。 (2018年5月29日 0時) (レス) id: 61733c9a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イロカイノ | 作成日時：2018年5月24日 23時
