4 宴とビール ページ5
たわわなお胸から解放されて早数時間、お空は青色の絵の具に黄色の金平糖を散りばめたような、それはとても美しい空の下、船員達の声や火の音、ビールのジョッキがぶつかり合う音がとても響く…
振り返ると、オヤジが私の作ったお酒を幸せそうに飲む姿が見える、…私はオヤジを背後に海の景色を見ながら船の端っこの方でチビチビ…ビールを飲んでいた…
「ダァッハッハッ…主役がなんでこんな所いんだよ！！宴だぜ…？パァッｯ…とやろうぜ！？」
顔が真っ赤のテガロンハット野郎(笑)が私にカマチョ攻撃をしてくる…、すまないテガロンハット野郎(笑)私はお酒に弱いのだ…てか酒臭い、寄るな、まじで、匂いでこっちまで酔いそうだから、
『…私はお酒に弱いから…別にいいよぃ…』
テガロンハット野郎(笑)に、お前は私に構うな、と言う気持ちを込めて手をヒラヒラさせると…
「まぁまぁ…そう言わずに、飲まねぇと強くなんねぇぞぉ！！」
『ﾁｮｯ…待っ……』
首に手を回されて、無理やりビールを口に入れられた…私は咄嗟の出来事に口を開いてしまって…喉から胃へ、大量のビールは流れた…息を使用としても、ビールがどんどん入ってきて酸素と一緒にそれも飲み込んでしまって…とても喉が熱いし、痛かった…
『…ｯ…ﾃｯメェ…』
たった数秒間の出来事なのだが…私には数分間の時間の遅さに襲われた、ビール全てを一気に飲みきった時は、喉の痛みに襲われたが…次に襲ってきたのは、フワフワした感覚だった…
「あぁ！！！テッメェ…エース！！Aに酒飲ましたか！？」
「…ん？酒が弱いんだろ？じゃあ飲ませて強くさせなきゃ駄目だろ？」
遠くでサッチの声が聞こえた気がしたが…そんな事より私はフラフラした足取りで、テガロンハット野郎の所へ行き…後から覆いかぶさるように首に手をかけて…
『……に…くぅ…』
…首元を思いっきり噛んだ、船員の1部が(とくにサッチが)悲鳴をあげてる中、目の前のテガロンハット野郎は石みたいに固まっていた…
『…う…〜ん…肉…たべたぃ…ょぃ…』
私は大きなお肉にかぶりつく様に、相手の首や肩を噛んだり、舌を出して舐めたりする…テガロンハット野郎に引き剥がされそうになるが…そんなのお構い無しに噛み噛みする…
「イｯ…テェｯ！！…俺…は…ｯ肉じゃねぇ！！！」
その声と共に、目の前に兄貴と同じくらい綺麗な炎がでて…私はそれに目を奪われた…
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イロカイノ(プロフ) - かすみさん» コメントありがとうございます！ほのぼの系を目指して頑張っていきます！！ (2018年5月29日 6時) (
レス) id: 49429ef2d1 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - 夢主ちゃん可愛い！マルコがお兄ちゃんとか最高すぎます。そしてやっぱり妹も親父様大好きでほのぼのします。 (2018年5月29日 0時) (レス) id: 61733c9a7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イロカイノ | 作成日時：2018年5月24日 23時
