*8【白鳥×深澤】 ページ8
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ふっかさんと出会ったのはわたしが15歳の時。
「っ···あぁー!もう!」
わたしは特にこれといった特技がなかった。
だから、アクロバットをしようと思った。
みんなに内緒で練習して、びっくりさせてやろう。
「もう1回···よし!」
マットも何もなしでバク転を練習中、事件は起きた。
「···っわ、」
手をつく位置、間違えた···
見えてるものが全部スローモーションになって、怪我をする未来が頭をよぎる。
怖い、やだっ、
「···、?」
地面に叩きつけられるはずがどこも痛くない。
深 「った···」
「へ···?ふ、深澤くん!?」
深 「お前···Aってやつだよな。なにしてんの」
深澤くんが助けてくれた。
女が1人でアクロ練習すんなって凄く怒られた。
『女が』ってワードが凄く嫌。
練習してるのバレちゃったし。
「1人で完璧になって自慢したかったんです!」
深 「怪我したらどうしてたんだよ」
「それは···」
深 「あのな、完璧なんか目指さなくていいんだよ。下手くそでいい。大事なのは努力したっていうこと。わかるか?」
チビのくせにって鼻で笑って帰っちゃったけど、嬉しかった。
大事なことを教えてもらった。
そこから深澤くんに会う度バカにされるようになったけど。
深 「あれ、チビ猿じゃん」
「はあ!?チビでも猿でもありませーん」
深 「生意気なやつにはジュースおごりませーん」
「え!今の取り消しです!深澤くん!」
深 「はは、そんなに飲みたいのか(笑)てゆーか、深澤くんってやめろよなんか距離遠いだろ」
「じゃあ、深澤さん?」
深 「もっと遠くなってんだよ!」
怖い先輩だと思ってたけど本当は誰よりも優しくて、愛情深い人。
それを表には出さないから怖く見られるんですよ。
「ありがとうございます!ふっかさん!」
深 「お、おう!ダンス頑張れよ!」
これがわたしとふっかさんとの出会いだった。
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Ayayayayayaya(プロフ) - ネタバレになるから何と言っていいかわかんないんですが楽しい話じゃないとゆうか、、死とゆうか…最初に一言注意書き欲しかったかなと思います。 (2022年8月28日 18時) (レス) id: 50b90b26e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノスト、なにわ、Jr.大好き女(プロフ) - めちゃ面白いです、!続き待ってます♪ (2022年8月17日 8時) (レス) @page10 id: 51ebc1fdbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾 | 作成日時:2022年8月16日 14時