*20 阿部side ページ20
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「あーべーちゃん!」
阿 「ん?Aどうしたの?」
「今度買い物行こ!」
阿 「うん!いいね!」
Aと出掛けるのが大好き。
気を使わなくていいし、何をしても楽しめるAと一緒にいたら自然と笑顔になれるから。
「服と靴買って、最近できたアイス屋さんも行きたい!」
阿 「うん!色んなところ行こうね」
「···阿部ちゃん可愛い」
阿 「え!?なに急に(笑)」
「わたし阿部ちゃんの笑顔大好き!」
良いところ、好きなところを真っ直ぐに伝えてくれる。
そんなAが俺は大好きだよ。
阿 「Aが···?」
こんな日々がずっと続くと思ってた。
でも、それは突然無くなった。
阿 「っ···なんでだよ!」
向 「あ、阿部ちゃん···」
服と靴買ってアイス屋さん行くんだろ?
俺の笑顔が大好きなら、泣かせないでよ。
阿 「遺書なんか書く時間あるなら俺たちに連絡してよ···」
Aが戦っていたものに気付いてた。
でも、助けることができなかった。
何のためのメンバーなんだよって、自分を何度も攻めた。
Aがいる気がして思い出の場所にも行ってみたけど、当然いなかった。
阿 「会いたい···よ···」
Aとの写真を見返していると1つの動画が出てきた。
阿 「何これ···?」
俺の携帯でAが勝手に撮った動画だった。
《阿部ちゃんは今トイレに行ってまーす!》
阿 「はは、何これ(笑)」
《阿部ちゃん!なんか今日落ち込んでたよね?
わたしの大好きな笑顔がいつもより少なかったもん!
直接話しにくかったらメールでもいいし、手紙とかでもいいし···あ、交換ノートでもする!?(笑)
とにかく!遠慮なく話してね?いつでもいいから!
阿部ちゃん愛してるぞーい(変顔)》
阿 「···この変顔懐かしい(笑)」
こんな動画全然気付かなかった。
この時、何に悩んでたんだっけ。
Aといたら嫌なことなんか忘れちゃうからなぁ。
阿 「A、ありがとう」
悲しい、寂しい、悔しいのはもちろん。
ずっと受け入れられないと思う。
でも、Aがしてくれてたみたいに俺はメンバーを笑わせたい。
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Ayayayayayaya(プロフ) - ネタバレになるから何と言っていいかわかんないんですが楽しい話じゃないとゆうか、、死とゆうか…最初に一言注意書き欲しかったかなと思います。 (2022年8月28日 18時) (レス) id: 50b90b26e1 (このIDを非表示/違反報告)
スノスト、なにわ、Jr.大好き女(プロフ) - めちゃ面白いです、!続き待ってます♪ (2022年8月17日 8時) (レス) @page10 id: 51ebc1fdbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾 | 作成日時:2022年8月16日 14時