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7話 ページ8

帰り道


素朴な疑問を投げかけてみる


「今日はどうして一緒に帰ろうって言ったの?」


少し斜め前を歩いてる彼にそう聞くと



吉沢「別に。」


3文字で返された



「あーそーですかっ!」

そう言い前にいる彼の横に出ると



後ろから


?「あの!どういう事ですか!」

そう大きい声が聞こえて2人で振り返ると


かろうじて隣のクラスという事は知ってるくらいの名前が分からない男の子が立っていた



「あのー、どなたです、」

私の言葉を遮るように


?「小林です!どうなってるんですか!」


全く分からない
どういう事だ?

「こ、小林くんね。あのー、どうしたの?」



少し困りながら聞くと


小林「日野さん僕と付き合ってるよね⁈ どうしてそんな男なんかと!」


えええええええええ



「あ、あのー人違いじゃないかな?」


そう言うと


小林「3ヶ月前!廊下で僕の落とした辞書拾ってくれて凄い笑顔で渡してくれたじゃないか!」



「あ、あのー。」




吉沢「悪いけど、Aは俺と付き合ってるんだよね。勝手な勘違いで付きまとうのもうやめてくれる?」


そう言って引き寄せられた



「⁈」



すると


小林「もう良いよ!」


そう言って小林くんは走って帰って行った



そして吉沢くんと離れると


吉沢「あんた、気付いてなかったの?」


「え、」


吉沢「あの人。ずっとあんたの事追い回してたよ。それだけなら良かったんだけど今日廊下であの人が友達と会話してる内容聞こえたんだよね。」



「え、なんて?」


吉沢「今日やっと彼女のAの家で家デートだから一緒に帰るんだって。」



えええええ
すぐに状況が読み込めない



「あ、だから今日一緒に帰ろうって言ってくれたの?」



嬉しくてニヤニヤしながら言ってしまって




吉沢「何その顔。気持ち悪いんだけど。」


吉沢「..........まぁあんたには感謝してるから。俺こんなだから友達とか作んの苦手だし、あんたと田中が居なかったら今も友達なんか居なかっただろうし」



そう口元を押さえて言う彼は夕日に照らされて綺麗で迂闊にも見惚れてしまった


「ありがとう。本当にありがとう(笑)亮ちゃん(笑)」


吉沢「.....何、そのふざけた呼び方。」



「いーじゃんいーじゃん亮ちゃん!仲良くなった記念!あ、でも小林くん私達が付き合ってるって勘違いしたままだよね。広まったりしないかな?亮ちゃんに好きな子とか居たら、、」


吉沢「別に居ないし俺はどうでも良いけど」

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ゆいっち(プロフ) - めっちゃ続き気になります (2019年9月24日 22時) (レス) id: e1ba6fcaa1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまいき兎 | 作成日時:2019年6月25日 19時

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