太陽と月とひまわりと (ページ11)

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10話ページ11

屋上まで連れて来られ

「りょ、りょうちゃ、」

吉沢「ごめん」

私の言葉を遮るように本当に申し訳なさそうな表情で謝られたと同時に手が離された

「え、」

吉沢「あんなに騒ぎになると思わなかった。本当にごめん」

あまりにも申し訳なさそうにあやまるから

「良いんだよ～！私は大丈夫だから(笑)それに小林君に怒ってくれたじゃん！」

そう言うと

吉沢「まだ何があるが分からないし、偽の彼氏だけどちゃんと守るから」

次は真っ直ぐな瞳でそう言われた

「ありがとう(笑)でもそこまでしなくて良いんだよ？迷惑になっちゃうし、」

吉沢「俺がしたいからしてる。文句ある？」

あ、いつもの亮ちゃんに戻った

「じゃあ少しの間だけお願いします。じゃあ期間決めよっか！」

我ながら妙案だ

吉沢「......ん」

何故か少し元気が無くなった亮ちゃん
やっぱり疲れるよね、

「じゃあ1ヶ月！」

吉沢「.......もし、いや、何でもない。1ヶ月ね。」

ん？
何言いかけたんだろ

「もし？」

吉沢「何でもねぇよ。こっち見んなチビ」

そう言って亮ちゃんの片手で思いっきり頭を握り潰そうとされた

「痛い痛い痛い！！」

吉沢「ははっ(笑)1ヶ月よろしくなA。後、その気持ち悪いちゃん付けやめろ」

「わかった！亮！」

吉沢「.......おー」

また口元を手で隠しながらそういうと先に教室に戻っていった

私も教室に帰ると

足立「ねぇ！聞いてないんだけど！全部話しなさい！」

田中「ねぇ？A？嘘だよな？」

2人が待ち構えていたので
昼休みに改めて2人には本当の事を説明すると

足立「なーんだ。そうだったの。お似合いだと思ったけど(笑)」

梨花は面白がっていて、圭は何故だか机に突っ伏して良かったぁぁぁぁって言いながら泣いていた

「それで、しばらくの間放課後は亮と帰る事になったの。」

足立「でもアイツ剣道部でしょ？部活大丈夫なの？」

「部活終わるの待って、一緒に帰る！成績の事で親に怒られちゃって、勉強でもしてるよ(笑)」

足立「そっか(笑)気をつけるんだよ？私も残れる時は一緒に待っててあげる」

「ありがと梨花!」

そんな話をしている間圭は終始むごんで怖い顔をしてたけど、何故だか何も聞けなかった