【文スト】猫化した2

シラナイ誰か ページ5

その時、ふと後ろに気配を感じた。



誰かが私の後ろに立っている……?




後ろを向いて確認したいけれど、向いては行けないような気がした。


これは猫の本能的に。






すると後から声が聞こえる。



?「やぁ。
猫になった気分はどうだい?お嬢さん」





私の小さな背中が逆立つのがわかった。
こいつはやばいかもしれない……






?「ふふ…君には僕の実験台になってもらったよ♪」



実験……台……



私が猫になったのは……








あなたのせい……?





私はパニックになり、後ろを振り向こうとした。




?「おおっと!!ダメだよこっちを見ては。
そのまま僕の話を聞いてよ」


しかしその行動は後ろにいた何者かの言葉によって征されてしまった。





すると、少しずつ相手が喋り始めた。




喋り方からして男の人だろうか……








?「この間、たまたまここを通りかかった時に、きみの悲痛な声が聞こえてね。
君で少し遊ばせてもらったんだー。」





悲痛な声?……何のこと?






『貴方は誰なの?』





?「僕かい?そーだなー……しがない異能者と言っておこうか……
さて…君の連れが来てしまいそうだからそろそろ行くよ」






『待って!!私の体を元に戻してよ！』




そう言うと相手は動きを止めたようだ





?「それは自分で探しなよ。
答えはいつも内なるものさ。じゃ」





足音がなくなり、後ろを振り向いた。









その時にはもう既に


誰もいなくなっていた……







・









＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


次は私が作ったオリキャラが出ますが、実際にいらっしゃる文豪さんの名前と作品をお借りしてキャラを作りました。

太宰side→←分からないよ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す