影山家次女、好きな子には要注意【逆ハー】

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この時から、晴空は西谷を太陽として扱うようになった。



西谷は凄かった。

どんなに落ち込んでいても、背中を叩いて鼓舞してくれる。

晴空が悲しみを表に出しても、出さなくても。


でも、晴空は思った。日向はそれを超える暖かさがあると。


日向は、自分だけでなく弟までも明るみに出してくれるのではないかと。




夜。

晴空は影山の方を見ながらぼんやりと考えた。



晴空｢………………彼女出来ないぞ、姉ちゃんにこんなことして……｣



お互い良い歳して何してんだよ。

そんな事を思いながら弟の頭を撫でる。



影山は今爆睡している。

姉と同じベットで。

彼氏面して胸に抱いて寝る訳でもなく、まさかの胸に埋まる方。


え、さっきまでマシンガンのようにバレー語ってたじゃん。


それでいいのか、影山飛雄。




晴空は影山の将来が心配でたまらない。



晴空｢(マザコンとシスコンってどっちが人気無いんだっけ…………まぁ飛雄イケメンだし大丈夫か)｣



ぎゅうと抱き締めてくる弟を見ながら、弟の将来を妄想する。


私はお前が将来素敵なお嫁さん迎え入れて、私もお嫁さんと仲良くして、キラキラハッピーバレー人生を送れると信じているぞ。


かっこいい私の飛雄ならきっとできるはずだ。


弟のことをシスコンなどと言っておきながら、自身もかなりのブラコンである晴空。

目覚ましをセットして、晴空も眠りについた。




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