影山家次女、好きな子には要注意【逆ハー】

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バレたら終わりと話した途端、体育館のドアをガララと開けられたタイミングの悪さに、二年生二人は威厳もなく驚いた。


ドアの方を見るとマフラーを巻いた菅原の姿が



菅原｢おース｣

日向｢(三年生だ…！)｣

田中｢スガさん？！なんで…！！｣



なんでバレたんだと不思議でしかない田中と、やっぱりかと驚いたくせに余裕のある晴空、菅原は晴空の方に寄って田中に指を指した。



菅原｢だってお前、昨日明らかにヘンだったじゃん！いつも遅刻ギリギリの癖に鍵の管理申し出ちゃったりしてさぁ！｣

田中｢えっ…！？あっ…！くっ…！｣



一年生に自分のだらしないところを知られたせいか、または図星を突かれたせいか、悔しそうな顔をする田中、その顔はどこか心配そうだ。



菅原｢大丈夫大丈夫、大地には言わない！なーんか秘密特訓みたいでワクワクすんねー！｣



菅原の登場に少し緊迫していた三人はホッと胸を撫で下ろす。



菅原｢てか晴空も、よく来たなぁ、｣

晴空｢飛雄に付いてきてくれって言われたので、スガさんもよく来ましたね、｣

菅原｢まぁな、怒られる時は俺も一緒って事で！｣



意地の悪い顔をした菅原に、キュンとした晴空は、ピンと伸ばした掌を口に当て、キラキラとした目で見つめた。



晴空｢スガさん…！好き…！｣

菅原｢っこら、簡単にそういう事言わないのー｣



軽々しく心臓の跳ね上がる事を言う晴空に、菅原は慌てながら前へ進む。



晴空｢私はそんな軽い女でないです！｣



あしらわれたと思った晴空は、必死に菅原について弁解を始めた。



菅原｢わかったから！練習するぞー｣




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