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『ったく、なんなのよあいつ!!』






勢いよくドアを閉めて、

早歩きで下駄箱へと向かった。




すると、






(人1)「あ、Aちゃん!」






下駄箱でスマホをいじりながら

誰かを待っている(人1)がいた。






『あれっ、誰か待ってんの?』






そんなこと聞かなくてもわかってる

はずなのに、






(人1)「うん。相方待ってんの。笑」






相方…ねぇ。



お前らは芸人かってつっこみたくなったけど、

女の必殺技、微笑み返しを使って

"そうなんだ"と答えた。






っていうか、あたしまでここで

待ってる必要なくない?

今あいつに会いたくないし。






そう思ってたのに、






風磨「わり、遅くなった」






そう言って、あいつが爽快に走ってきた。






あー、なるほどね。


彼女の前では爽やか男子

気取っちゃう系彼氏ね。






風磨「…てか、なんでお前ここにいんの『じゃあ、私帰るね』




『また明日ね、(人1)』




(人1)「また明日ー!」




風磨「…」






私は小走りで校門を出た。


















なんでいつもこうなんだろ。




もうお前なんか知らないって

言ったくせに。




なに、まさか"俺、そんなこと言ったっけ"

なんて惚けるつもり?




てか、あいつ気分屋なんだから

言うことすぐコロコロ変わるし、

さっきのだってそんなに

本気じゃなかったかもしれないじゃん。




なのに、なんでこんなに

あいつのことで頭いっぱいになってんの。




あんなやつ、どうだっていいじゃん。




あたしには関係ないんだし。






…いや、でも……






『…』






振り返ってみても

あいつの姿はなかった。






『あーっ、もうっ!』






あいつのこと思い出すとイライラする。




そうだ、もう忘れよう。







そう思って、私は

前をむいて歩き出した。

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xLuvx(プロフ) - 続き待ってます!更新頑張ってください!! (2015年6月7日 11時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫月華恋 | 作成日時:2014年12月9日 16時

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