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【次の日】
♪〜
『ん……』
なんだ朝っぱらから…
何度も鳴るlineの通知音で目が覚めた私は、
電源ボタンを押してlineを開いた。
もちろん、相手は中島なわけで。
-姫、おはよう♡
-今日は待ちに待ったお祭りだね!
-張り切って、浴衣着ちゃった(>_<)♡
そのあとに送られてきた
中島の浴衣姿の画像。
黙っていればイケメンなのにな…
なんて思ったりする。
-せっかくだから、姫にも浴衣
着てほしいなー( ̄▽ ̄)
『はぁ?』
-夕方の5時に迎えに行くから、
それまでに準備しておいてね♡
『どんだけ自分勝手なんだよ…』
現在朝の10時まだまだ時間はある。
でもだからって、中島のために
浴衣を着るというのは
なんか納得がいかない。
でも、浴衣を着ていくのは
いかにもJKらしくて憧れたりする。
『…』
しばらく考えて、結局、
クローゼットをあさり始めてしまった。
きっと、菊池と(人1)も来てるはず。
喧嘩しただなんて言っても、
あの二人ならきっと
すぐに仲直りしてるはずだ。
そんな二人の姿を見たら、
中島と二人で浴衣を着て歩いている姿を
菊池に見られれば、
菊池を想う気持ちも、きっと
すぐに忘れられる。
私にとって、菊池は恋愛対象としての好き
じゃなくて、友達としての好きなんだ。
そう思えるはずだ。
『好きじゃない…好きじゃない…
……よし!』
クローゼットから引きずり出した浴衣を
身に包んだ。
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xLuvx(プロフ) - 続き待ってます!更新頑張ってください!! (2015年6月7日 11時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫月華恋 | 作成日時:2014年12月9日 16時