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気がつけば、もう夕方で
そろそろ帰る時間。
着替え終わってから
バスに揺られてるわけだけど、
風磨｢…｣
よほど疲れたのか、爆睡中。
すると、
『…///』
バスの揺れで彼の頭が
私の肩に乗る。
恥ずかしかったけど、
やっぱり嬉しくて、
『…//』
彼の頭の上に頭を乗せた。
彼の規則正しい寝息と共に
自然と瞼が閉じていった。
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｢…きろ｣
……なんかうるさい。
風磨｢おい、起きろ！
終点ついたぞ！｣
『ん…』
肩に感じる痛みで目が覚めた。
『…そんな叩かないでよ』
風磨｢だって、お前 起きねぇんだもん｣
なんて言いながら、私の腕を掴んで
立ち上がらせてくれる彼。
こういうふとした優しさに
またキュンとする。
.
.
風磨｢てかさ、このあとどうする？｣
バスを降りてから少し歩いていた時
ふとそう言った。
『…帰るんじゃないの？笑』
風磨｢いや、そうなんだけどさ、
どーせなら、もっと一緒にいたいっつーか…｣
頭を掻きむしりながらそう言った。
彼を見てきてなんとなくわかった。
この行動は、恥ずかしがってる時にする
癖なんだって。
そんなに可愛いことされると
折れないわけにいかない。
『じゃあ、どっか寄ってく？』
そう言うと、
風磨｢…俺さ、行きたい場所あるんだよね｣
なんて言うから、
"わかった"と返事して
しばらく歩いていると、
風磨｢…ここ｣
彼が立ち止まった場所は、
『……っ！？！？////』
ピンクのネオンが光るホテル。
つまり、あれだ。
…そういうことするってことだ。笑
『ちょっと、お兄さん。
正気ですか』
風磨｢嫌ならいいよ｣
…ここで嫌だって言ったら
機嫌悪くして気まずくなるだろうし、
だからと言って 嫌じゃない なんて
言ったらまるで私が
"この展開を待ってました"
みたいな感じになるじゃん。
『…』
どうしていいかわかんなくて、
彼の手を握ると、
彼は中へと足を踏み入れた。
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抹茶もち \ ♪♪ /(プロフ) - わぁぁぁぁ、めっちゃいいお話ですね 感動して泣きましたヽ(；▽；)ノ紫月さんのお話大好きです!! (2016年3月22日 13時) (
レス) id: f516db3a4f (このIDを非表示/違反報告)
xLuvx(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも無理せず更新頑張って下さい！！ (2015年6月14日 23時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫月華恋 | 作成日時：2015年6月14日 22時
