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『……ごめん…本当にごめん……!!』
私は深く頭を下げた。
『……っ!?
……(人1)…!?』
本当のことを言ってしまったというのに、
(人1)は私を優しく抱きしめてくれた。
そして、
(人1)｢…もっと
早く気づいてあげればよかった……っ。
……ごめんね…っ。
…一人で辛い思いさせて……｣
そう言って、泣きながら
私の頭を優しく包み込むように撫でた。
『……私、絶対 (人1)の味方だって
言ったのに…っ。
……本当にごめん…っ』
(人1)｢…謝らないで……っ。
悪いのは私の方だから…っ｣
この時 (人1)が流した涙が
悔しさと苦しみの涙だと
気づいていたら…
…違う答えになっていたかもしれないのに。
.
.
風磨side
風磨｢ったく、どこ行ったんだよ…｣
あの後、中島は舌打ちをして
俺の横を通り過ぎて行った。
そのまま俺は再びAを
探していた。
すると、
♪〜
携帯の着信音が鳴った。
どうせ君からだろうと思っていたから、
俺は名前を見ずに電話に出た。
風磨｢もしもし、お前 今どこに
｢Aちゃんじゃないよ｣
風磨｢……っ!!｣
この季節にしては珍しい冷たい北風が
俺の体に強く当たった。
(人1)｢……私だよ？｣
これで完璧にバレてしまったと、
冷や汗が額を伝った。
(人1)｢…話したいことがあるんだけど、
今 時間ある？｣
風磨｢……あるけど｣
(人1)｢じゃあ、今すぐ体育館裏に来て。
……待ってるから｣
そう言って、一方的に切られてしまった。
めんどくさいことになったなぁ
なんて思ったけど、
さっきの中島とのことがあってからなのか、
どうしても逃げ出したくはなかった。
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抹茶もち \ ♪♪ /(プロフ) - わぁぁぁぁ、めっちゃいいお話ですね 感動して泣きましたヽ(；▽；)ノ紫月さんのお話大好きです!! (2016年3月22日 13時) (
レス) id: f516db3a4f (このIDを非表示/違反報告)
xLuvx(プロフ) - 移行おめでとうございます！！これからも無理せず更新頑張って下さい！！ (2015年6月14日 23時) (レス) id: aebc61ec1f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫月華恋 | 作成日時：2015年6月14日 22時
