七色キャンドル reo sano (ページ10)

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それからページ10

それから

夜だからほぼお客さん来なくて

だから佐野さんと2人で話してたの。

『佐野さん、今日1日楽しかった？』

「なにその終わるみたいな言い方(笑)」

『今日はあと4時間半で終わるんだよ？
楽しまなきゃ。(笑)』

「そっか(笑)俺は今日番組撮影とか色々したよ」

『いいね！私はずっとここで居たよ(笑)』

少し沈黙があって

「ね、明後日暇？」

『うん！何も無いよ』

「じゃ一緒に買い物行こ。」

『え！いいの？！？』

「誘ってんだからさ(笑)」

『嬉しい！！』

「おう」

あと15分くらいで閉店。

まだ一緒に話しててくれるって事は

一緒に帰ってくれるって事かな？

それからなんかお互いに気まずくて

(何かあった訳じゃないのにね)

ほとんど話さないまま15分が経った

店長「そろそろ閉めようか！」

店長「あ、ごめんよ。お客さんがいらっしゃった」

…店長(笑)←

お客さんくらい気づけよ…って苦笑い

『それじゃ店閉めて帰ります』

店「お客さんは一緒に帰るのかい？」

おっ、察した。店長、私と佐野さんが友達だってことに気づいたぞ？？

店長、ほんと弄りたくなる

みんなにわかりやすく言ったら

【ジャムおじさん】

って感じ

ポッチャリしててコックさんの帽子

笑顔がチャームポイント。

普段は誰よりも頼りがいがあって
バイトのみんなも頼ってる店長だけど

誕生日とかは泣いて祝ってくれたり

そんな店長が面白くて。(笑)

って店長褒めたかったんじゃないよっ？！

その店長が私と佐野さんが友達ってこと気づいたみたいで

ちょっと嬉しかった、

けど友達だって考えた時

なんか

胸がチクリと痛んだ気がした。