七色キャンドル reo sano (ページ6)

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お守り。ページ6

俺は「なんか届けてやらなきゃ」って思って

お守りを拾った

走って走って走って、前の人に追いついて

深呼吸をして

玲「すみません、落としましたよ？」

精一杯話しかけた

『…え、っとありがとうございます！』

『あ！今日のお客さんですか？？』

玲「はい。(笑) night star ですよね。」

『はい！ありがとうございます。』

カフェの店員さん。

名前はAさんって言うらしい。
お守りに刺繍されてた。

意気投合して、それからも
話しながら歩いた

玲「そういえばあのインスタの写真、誰が撮ってるんすか？」

『あ、あれね私が撮ってるの。』

玲「へえ、Aさんが…。」

『そうそu…って何で名前知ってるの？？』

玲「…あっ！お守りに刺繍されてて。」

『あ。その方が呼びやすかったらそう呼んでね。』

玲「うん。」

Aさんの話術って言うか性格とか雰囲気で

初対面(実は二回目)ってくらいの俺らも

もう敬語は消えて、友達のように話してる

玲「お守りのセンスいいね。」

『ほんと？良かったら作ってあげるよ』

玲「ぜひつくってほしい(笑)」

『いいよ～』

笑顔になって話しながら

歩いていた