不思議の国と恋の魔法 (ページ17)

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16 真実ページ17

テテ「まず…俺たちが100年も前から対立してたって話は聞いた？」

『はい』

すっごい長い間対立してたんだな～って思ったな～…

テテ「本当は対立はしてたっちゃしてたんだけど…今より関係は悪くなかったんだ」

ジミン「仲は悪かったんだけど…まあ…まだいい関係を築けてたよね」

テテ「そう…でも…ある事件がおこったんだ…」

『事件…？』

テテ「そう。俺たち黒の軍が、赤の軍の下っ端達を殺したという話が流れた」

えっ!!

『でも…デマ…なんですよね？』

テテ「あぁ、当たり前。でも…俺たちじゃないという証拠がないんだ。」

まじか……

ジミン「赤の軍の下っ端達は本当に殺されていたんだ。」

『えっ…それ、やばいじゃないですか…!!』

テテ「そうなんだよ～しかもその殺された人達が死ぬ間際にメッセージを書いていたんだよ。」

ジミン「黒の軍…ってね」

そんなの…

『黒の軍は、はめられた…って事ですか？』

テテ「そういう事。でも…黒の軍の奴らは理由もなしに剣を振るったりしない。」

ジミン「しかもその人達が殺された日は、僕達黒の軍は、全員で話し合いをしていたんだ。ずっと…」

ジミン「だから黒の軍の奴らが殺れる訳が無いんだ。」

そんなの…黒の軍が可哀想すぎる…

テテ「まぁこれで…ナムジュニヒョンが激怒して…俺たちは決裂したんだ。」

『酷い…』

グク「しかも…この出来事を仕向けたのはナムジュニヒョン本人なんじゃないか…っていう噂も流れているんです。」

『えっ?!赤のキング本人が…?!』

ジン「うん…ナムジュナがそんな事するはずないのに…」

そう言って辛そうな顔をするジンオッパ。

なにか…2人だけの関わりがあったのかな…？

グク「とにかく…本当に何とかしないと…この国の住民まで巻き込む事になります…」

テテ「あぁ。だからA。Aの力を貸してほしいんだ。」

『でも…私は何も出来ないですよ…？』

なにか特別な力が使えるって訳でもないし…

ジミン「いーや!!少なからずはあるよ!!だってAから魔力が感じられるもん」

『えっ…魔力?!』

それってやばいじゃないですか?!

グク「やっぱり感じますよね?!ほらぁーA!!やっぱり魔法使えますよ!!」

『魔法?!』

そんな…おとぎ話みたいなこと…

いや…でもこの世界があるぐらいだよ…？

魔法もあるよね…