# ページ17
＊
from you
『んっ...。』
そっと目を開けると、
目の前にはこうちゃんがいた。
渡辺「A？大丈夫？」
あ...。私。片付けしてる時、倒れたんだっけ？
私は左手を目に当てて隠した。
『ん。ごめん。』
渡辺「...なんで言ってくれなかったの？」
『迷惑...。かけたくなかったから...。』
渡辺「全然 迷惑じゃないのに...。少しは言って欲しかった。」
『....』
私は 申し訳なさで返事することが出来なかった。
渡辺「あのね..、体調悪いならちゃんと言って欲しい。俺、そんな頼りない？」
『そんなことないっ...!ﾂｰ』
その言葉を聞いて私は思いっきり体を起こす。
が、案の定めまいと腹痛が酷い。
『う....』
渡辺「無理しないで！」
こうちゃんは体を支えてくれる。
『ごめん、ありがとう｡あのね...。こうちゃん 最近 テレビにも出るようになって忙しいでしょ。だから迷惑かけたくなかったの。』
渡辺「俺は、仕事やテレビの出演より、Aの方が大切だから、ちゃんと言って欲しい。お願い...。」
『わかった...。でも、こうちゃんも無理しないでね...?』
渡辺「わかってるよ。」
こうちゃんは唇にそっとキスを落とした
渡辺「まだ顔色悪いから、休んどきな。」
『.....うん。』
そして、そっとお腹を摩ってくれる。
渡辺「....痛い？」
『ううん、こうちゃんの手暖かいよ。』
渡辺「A いつも辛いもんね。この痛みは変わってあげれない...。」
『ふふ..,。こうやってさすってくれるだけで案外和らぐよ？ありがとう｡』
渡辺「そう？ならいつでも摩ってあげる。」
『もう笑』
優しいこうちゃんの手に撫でられながら、
話していたら、睡魔が襲ってきて、寝てしまった。
起きた時、福良さんママに注意喚起をされたのは言うまでもない。笑
『こうちゃん、大好き。これからも彼氏として、よろしくね？』
渡辺「もちろん！こちらこそ よろしく！」
＊
# 女の子 / ko-chan end
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美音(プロフ) - すごく面白い短編集ですね！これからもこの小説応援しています！ (2020年6月2日 23時) (
レス) id: e787dcfbf1 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - いつも読ませていただいています。パスワードを教えていただけると嬉しいです！ (2020年5月9日 8時) (レス) id: 003401b3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋鞠 | 作成日時：2020年4月29日 2時
