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「えっ、あーその…、グレイは……」
「えーっと、なんと言うか……」
皆んな口籠る。
リーチ先輩達はあからさまに目を逸らす
ハッピーエンド真っしぐらだったのに
一気に雲行きが怪しくなる
「……そうですか。
グレースは僕から離れてしまいましたか」
アズール先輩は寂しそうに、自嘲的にそう言った
「監督生さんに負け、契約書も全てなくなり
果てはオーバーブロットですしね。
見限られて当然です
まあ、少し物寂しい気はしますが致し方無い」
アズール先輩は本気でそう言っていた。
本気でそんな勘違いをしていた。
違うのに。
確かにグレイも口ではそう言っていたけど
誰よりもアズール先輩を助けたのに
「アズールおめー、何言ってんだゾ？」
僕が否定しようとしたその時、
腕の中のグリムが不思議そうにそう言った
「えっ？」
「グレイが闇堕ちバーサーカーになってたおめーを
頑張って止めたんだゾ」
「グレースが……？
で、では何故ここにグレースがいないんですか？」
「オメーなんにも覚えてねーのか？
オメーがずっとグレイの悪口言ってたから
グレイ、怒って帰っちまったんだゾ！」
「……えっ？」
そうグリムが言い放った。
すると、アズール先輩の顔はサーっと青くなり
見るからに慌て出す
「ちょーボロカスに言ってたよなぁ」
「ああ。流石にあれは……」
「あんたらに何があったのか知らねぇけど、
あれは言い過ぎだと思う」
エース達もそれに乗っかり、引き気味に言った。
そしてその言葉を聞いて
更に顔面蒼白になるアズール先輩
「ジェ、ジェイド…フロイド」
「……俺ら、グレースから伝言預かってんだよね」
ジェイド先輩とフロイド先輩は
バツが悪そうにアズール先輩から顔を逸らしたまま
小さな声で言った。
「“最低タコ野郎。しばらく私に話しかけないで”
だそうです……」
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神崎(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます！私も自分で書きながらグレースちゃんが心配です…！どうか最後まで彼らを見守ってあげてください！ (2020年12月27日 9時) (
レス) id: 57b89da2fa (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - (･ω･`;)=(;´･ω･)ｱﾀﾌﾀ グレースが心配っ……みんな仲良くなれればいいな……（願い (2020年12月27日 6時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎 | 作成日時：2020年12月18日 23時
