ep.59 乗換テンプレーション！ ページ19
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「グレース！貴方何を言ってるんです！」
「なにって、普通のことだけど？
ユウはアズールに勝った。
これは予想だけど契約書はエース達のだけじゃなく
全て無くなった。
アズールは完敗したのよ。ユウに」
慌ててそう言うジェイド先輩に
グレイは冷たく切り返した
「ねえユウ。もっと面白いこと、思いついてよ」
「えっ…？」
それはまるで、悪魔の囁き
「もっともっと、
貴方から湧き出るものを僕に教えてちょうだい。
全部僕が叶えてあげる
どうする？面白い事を引き起こす君が言うのなら
僕はなんだってするよ。
この学園を乗っ取ろうか？
それとも一つの国の王にしてあげようか？
ねえ、もっと面白い事を思いついてよ……
もっと面白い事を引き起こしてよ！
僕を飽きさせないで。僕をもっと楽しませて！」
それは、無邪気に笑う子供の様で
僕を天国へ導く天使の様で
……僕を破滅へと誘う悪魔の様な囁き
「もういいです。グレースは一旦置いていきます
戻りましょうフロイド」
「うん、な〜んかヤな予感」
寮へ戻ろうとする二人をエース達は阻止した。
いくら二人が強いと言っても、
エース達だって魔法士の端くれなんだ。
得意魔法が戻って来ればそれなりに戦える
「ああもう！こいつらウザい！！」
「ここは引き上げましょうフロイド。
彼らと遊んでいる場合ではなさそうです」
「チッ…、わかったよ行こう」
「グレースは………ダメですね」
グレイは今、僕にベッタリと付いている。
リーチ先輩方の視線も怖かったが
正直今の上機嫌すぎるグレイの方が百倍怖い。
呆れた顔をしてリーチ先輩方は寮へ戻っていった
「…あの、グレイ？」
「なあに、ユウ」
「アズール先輩のトコ、行かなくていいの？」
「うーん、別にどっちでも。
契約書全部無くして絶望してるアズールの姿を
わざわざ見に行くほど
僕の性格は歪んじゃいないけど、
ユウが行きたいってなら僕も付いてくよ」
……もうグレイは、アズール先輩の事
本当に眼中にないんだな
「……僕、アズール先輩のところに行きたいな」
そう恐る恐る言った。すると答えは笑顔で返ってきた
「うん！じゃあ行こう！」
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神崎(プロフ) - 桜澤さん» コメントありがとうございます！私も自分で書きながらグレースちゃんが心配です…！どうか最後まで彼らを見守ってあげてください！ (2020年12月27日 9時) (
レス) id: 57b89da2fa (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - (･ω･`;)=(;´･ω･)ｱﾀﾌﾀ グレースが心配っ……みんな仲良くなれればいいな……（願い (2020年12月27日 6時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神崎 | 作成日時：2020年12月18日 23時
