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Hside
Aと勉強をし始めて1週間がたった
彼女は飲み込みがはやくて教えがいがある
勉強が一段落して時計を見ると
8時になっていた
｢そろそろ違う科目に変えようか｣
貴｢はい！｣
Aはいつも元気だけど
こん詰めすぎてないだろうか…
｢問題集解いてて！俺ちょっと厨房行ってくる｣
冷蔵庫を見て簡単に出来そうなものを考える
俺は料理をしながらAの様子を見た
俺と勉強したあとちゃんと寝ているだろうか…
眠たそうにはしてないけど
クマができている…
あれはいつか倒れるな…
完成した料理と淹れたての珈琲を持って
Aの元へ向かった
｢はい、夜ご飯｣
貴｢美味しそう…いただきます！｣
Aは直ぐにオムライスを口にした
｢どう？美味しい？｣
貴｢……ｸﾞｽｯすごくすごく美味しいです！！！｣
｢えっ…泣くほど…｣
Aはオムライスを食べながら泣いていた
貴｢久しぶりに人が作ったご飯を食べました…お母さんの味とは全然違うけど、暖かい気持ちになって生きてて良かったって…｣
Aがそんなことを思ってたなんて
俺は全く気づかなかった
守らなきゃって思ってたのに
全然出来てねぇじゃねぇか
俺は壊れ物を扱うかのように
そっとAを抱きしめた
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作者名：まな | 作成日時：2020年7月4日 14時
