俺が君の目になる (ページ24)

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貴方side

松村さんのお言葉に甘えて

家まで送ってもらうことにした。

松村さんの隣を初めて歩いてわかったことは

身長が高いこと笑

慎ちゃんと同じくらいかな～…

歩いてる時も話は止まない

住んでるアパートが見えてきた

もうすぐお別れか…

なんか寂しいな…笑

アパート下の玄関に着いた時

北｢そーいえば、Aちゃんはどこの高校に通っ
てるの？｣

そういえば話してなかったな…

｢六音高校です！｣

北｢お！じゃあ俺の後輩だ！笑｣

｢そーなんですか！？嬉しいです！｣

松村さんの顔はほとんど見えない。

輪郭しかわかんないや

北｢今日はたくさん話したね！｣

｢はい！とっても楽しかったです！｣

北｢夜はちゃんと布団かけて寝るんだよ？明日は寝
坊しない？起きれる？｣

｢松村さん、過保護ですね…お母さんみたい笑｣

北｢…｣

｢あ、ごめんなさい！もう上がりますね！
おやすみなさい～｣

彼の顔は見えない

空気を察した

彼を察した

きっといい顔はしていない

もやもやしたまま私は家に帰った