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Hside
Aちゃんが店に来てから1週間
毎日姿は見ているものの
もっと彼女を知りたいと思う自分がいて
今度はいつ店に来てくれるか
そわそわしていた
小説を読む気分にもなれなくて
こんな自分25年間で初めてだと思うくらい
落ち着きがなかった
今日はパウンドケーキでも作ろう
珈琲を入れて作業にとりかかった
焼き上がるのを待っていると
店のガラス戸が開いた
｢いらっしゃいませ｣
貴｢松村さん、こんにちは｣
｢Aちゃんいらっしゃい！｣
貴｢カウンターに座ってもいいですか？｣
｢どうぞ｣
思いもよらぬお客さんで俺はテンションが上がる
｢ココアでいい？｣
カウンターに座った彼女に声をかけた
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作者名：まな | 作成日時：2020年7月4日 14時
