俺が君の目になる (ページ15)

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貴方side

松村さんのカフェに行ってから

1週間たった

また来てねと言われたが、

学生は忙しい

なかなか行けずじまいでいる

なんだか申し訳ない気持ちになっていた時

友達に話しかけられた

森本｢浮かない顔してどうした？｣

｢慎ちゃん！
いやーこの前話したカフェのことなんだけど…｣

森本｢お！なんか悩んでんの？｣

彼の名前は森本慎太郎くん

同じクラスで私が唯一心を開いている人

友達第1号だ

｢また来てねって店員さんに言われたんだけど
忙しくてまだ行けてないんだよね…｣

森本｢それは店の社交辞令みたいなものじゃなく
て？｣

｢そうだと思うけど、前回お代払ってないし…｣

森本｢まぁまた行けばいいんじゃね？｣

｢ふふっそーする笑｣

アドバイスになったかならなかったか

よく分からないが、彼といると元気が出る

太陽みたいな存在の慎ちゃんは

私の目のことをあまり気にしない

他の子は変に気を使ったり、

悪口を言ってきたりする

まぁしょうがない事なんだけど…