9話 ページ9
『人間やめるってどういうことっすか？』
｢亡者のままだと普通の人には見えませんかと言って私たちに人を蘇らせる力などない｣
『え、じゃあさっき言った言葉ってなんですか…』
さっき蘇らせるって言わなかったっけ…？
｢蘇らせることは無理ですがあなたが妖怪になり人間に化けて現世に行くことは出来ます｣
『…妖怪』
｢私も鬼火と人間のミックスですし不可能ではないでしょう｣
妖怪って人間が化けて妖怪になるとかじゃなくて妖怪は最初っから妖怪なんだ…へー
｢ここに妖狐の魂があります。普通妖怪は死ぬという概念はないのですがこの妖狐は実験好きな妖狐でしてね、実験に大失敗して死んでしまったんですよね｣
大失敗って言ってるからマンガとかで見るような爆発でも起きたのかな
｢妖怪が死んだら私たちにもどうなるかわかりません。この魂の処理に困っていたので丁度いいです｣
丁度いいってこの人私を実験替わりにするきかっ！？
｢さぁ、目をつぶれ｣
『命令形！？いやいや、危険すぎるでしょ！危ない危ない！』
｢では、やめますか？｣
鬼灯様はニヤッと少し口角を釣り上げ魂を私の目の前でブンブン振り回している
『ぐっ、そんなこと言われると…』
｢では目を瞑って肩の力を抜いてください｣
私は目を瞑り心を落ち着かせた
だんだん近づいて来るのがわかる。身体が暖かくなりなんだか眠たい
｢目を開けてください｣という声が聞こえゆっくり目を開ける
｢意外にうまく行きましたね。見た目も完璧に妖狐ですし。普通は魂1個では無理なんですが力の強い魂で良かったですね｣
やべーよこの人平然と人をおもちゃのように扱ってるよ
『そんなに変わりました？何もわからないんですけど』
鬼灯様は箱をガサガサと漁り鏡を取り出した。鏡を私に向けるとそこには耳としっぽの生えた私が見えた。
自分の耳らしきものを触ると少しぞわっとして感覚が通じているのがわかった
『やべー、みみやべー』
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坂本(プロフ) - 和え物さん» アドバイスありがとうございます！これからは句読点に気をつけて書いてみます！ (2018年5月14日 21時) (
レス) id: 59c6e31035 (このIDを非表示/違反報告)
和え物(プロフ) - 初コメ失礼します…とても面白いのですが、句読点を多くしてもらえれば読みやすいです… (2018年5月14日 21時) (レス) id: 1b393fa8f4 (このIDを非表示/違反報告)
坂本(プロフ) - 名無し47991号さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(*^^*) (2018年3月20日 10時) (レス) id: 59c6e31035 (このIDを非表示/違反報告)
名無し47991号(プロフ) - 初コメ失礼します。合格おめでとうございます！更新頑張ってください(^^)応援してます (2018年3月20日 10時) (レス) id: 114eadd045 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)朱鳥(プロフ) - 面白かったです。受験、頑張ってください。 (2018年3月12日 7時) (レス) id: de80777336 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい〜 | 作成日時：2017年11月5日 0時
