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弐拾壱ノ話 ページ22

NOside



「お父さーん!!!!!」



柱達が無一郎を問い詰めている中、元気の良い少女の声が聞こえ、無一郎に抱きついてきた。




無一郎はその子を優しく撫でた。







「お父さんが困るだろ。」



その前で年の割に大人びた言葉を使い、ゆっくり歩いてくる少年の姿があった。





「こら。お館様のお庭で大きな声で叫ばない。」


その奥からは小さめの声で言う女性の姿。





「A、来てたんだ。」






そう。

この女性は月影Aである。




否、先日入籍をしたので時透Aになったのだが。




Aも18歳となり、とてもおしとやかで優しい女性に成長した。






「うん。遅れるわけにもいかないしね。」





Aは無一郎の側へとより、先ほどの返答をした。






「あっ!


柱の皆様もお揃いでしたか!


申し遅れました。


私、元鬼殺隊 階級甲、時透Aといいます。


夫がお世話になっております。」





Aは丁寧に柱達へと挨拶をした。





「ほ、本当だったのか…………。」





「お久しぶりですね。Aさん。


さすが、双子でよく似てますね。」




しのぶが言う、双子というのは


2人の子供である。


兄と妹、どちらも無一郎にそっくりなのだが、所々やはりAに似ているところがある。


双子なのだが、性格は正反対で、兄は少し毒舌で少し大人びている。


そして、妹は心優しく、元気な性格をしている。




現在、2人は4歳。

1番成長を感じる時である。



ただ、成長を感じるのは子供だけでなく、無一郎も4年前よりも身長が伸び、今は180cmに近い。






「あ’’っ!


お前っ!あれだろ!


何年か前に俺がド派手に助けてやった奴!」





と、宇髄が言うと時透夫婦はすごく嫌な顔をした。




「失礼ですが、音柱様。


私、無一郎にお酒飲ませたこと許しておりませんから。」



「同じく。」




Aと無一郎はキッパリとそう言うと、それぞれ1人ずつ子供を守るように抱き寄せた。




「え。なになになに。

俺なんかしたっけ。


え?なんでそんなに警戒してんの?」




「はあ。それは宇髄さんが悪いですよ。」



と、しのぶが言う。



「え。なんか派手にごめん。」



「まあ、そのおかげでこの子達が居るんですけどね。」




と、Aが呟くように言った。

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カオナシ - たんじろうでてきて〜 (2020年9月6日 16時) (レス) id: 991a5ce654 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - sakuさん» コメントありがとうございます!すみません、こちらのミスです……。今すぐ直させて頂きます!教えていただきありがとうございます! (2020年5月15日 9時) (レス) id: f9b0df4936 (このIDを非表示/違反報告)
Blue(プロフ) - *つむり*さん» すみません!抜けてますね(汗)教えていただきありがとうございます! (2020年5月15日 9時) (レス) id: f9b0df4936 (このIDを非表示/違反報告)
saku - 設定のところに「甲(柱の一つ下)」と書いてありますが、「柱」という階級はないですよ!あくまで柱は「甲の中から選りすぐった隊員」という立ち位置なので…_(:3 」∠)_ (2020年5月4日 22時) (レス) id: 6117cf22e8 (このIDを非表示/違反報告)
*つむり* - あれ??弐拾壱ノ話が抜けてる?? 私の勘違いでしたらすみません汗 (2020年4月21日 5時) (レス) id: b24827ee5c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Blue x他1人 | 作成日時:2019年9月28日 21時

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