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A「えー？それはいくらなんでも無理じゃない？」
慧「あ、やっぱやめた。いらねーもん持ち込まないで俺ん家に。」
A「は、いらなくないし。大体慧なんて殆ど仕事で家にいないんだから、私の好きなようにするからね。家。」
慧「えー。Aの部屋原色ばっかで疲れるじゃん。」
A「待って中学とかの話でしょ、それ。」
慧「あ、車、あっち。」
A「あ、私肉まん食べたい。
コンビニ行こ、コンビニ！」
慧「はいはい。……あ。忘れてた。」
A「何を？」
慧が私の荷物を斜めがけにする。
手が空くと、
嬉しそうに笑いながら私の顔に触れる。
ああ、ほんと、慧はいつも急だ。
だけど、条件反射のように私も慧と同じように目を閉じた。
慧「……おかえり。」
A「……ただいま。」
慧の腕に思いっきり抱きつく。
慧は「おも、」と文句を言ったけど、
私は離さなかった。
慧を見る。
慧も私を見る。
「んー？」って笑う。
私も笑う。
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作者名：環
| 作成日時：2018年5月14日 13時
