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A「………なんで今更、蒸し返すの。」
慧「今更？」
A「今更でしょ？
今更、どうにもならないじゃん。
ていうかなりたくないし。
慧、自分の立場分かってんの？人様の旦那なんだよ？私を愛人にでもしたいわけ？」
慧「したくないねぇ。」
A「だったらもうあんなことしないでよ！これ以上、」
慧「だから、結婚しよっつってんじゃん。」
A「……………。
駄目だ。
なんか、頭痛くなってきた。」
慧「だいじょーぶ？」
A「…慧こそ大丈夫？
ここ日本なんだよ？一夫多妻制じゃないよ？」
慧「だって、俺まだ結婚してねーもん。」
口に含んだカフェラテを思わず吹きそうになる。
何を言ってるんだ、この男。
思わず怪訝そうな顔で横を見る。
慧は煙草を灰皿に置いて、アイスコーヒーを飲んでいた。
A「……………は…、え、はい？」
慧「なので、彼女もこっちには来ませーん。だからAのお相手ができるんですー。」
A「…………はぁ！？
何、それ嘘ついてたってこと？
……待って、だって正月におばさんも結婚決まってよかった、的なこと言ってなかった？」
慧「あー、一応あの時は結婚するつもりだったんだよねー。
でも、1ヶ月くらい前？振られちった。」
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作者名：環
| 作成日時：2018年5月14日 13時
