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裕翔「いのちゃん、大丈夫かなー。」
A「ね。飲みすぎだよね。」
裕翔「まーね、嬉しかったんだろうと思うから、大目に見てあげよ。」
A「嬉しいって………彼女、できたことが？」
裕翔「うん。なんか今回は結構本気みたいでさー、すっげー浮かれてた！」
A「あ、そう、なの？慧ってあんまそういうタイプに見えない、よね。」
裕翔「あはは！まあ大っぴらにはしないけどね。
1週間前くらいかな？飲んだとき、ヤバイ好きかもーとか言ってて、そしたら今日、彼女になった！っつって電話かけてくんだもん。いのちゃん、かわいーとこあるよね。」
A「……………そうなんだー。へー。」
何それ。
そんなの、私、聞いたことない。
何でそんなに喜ぶの。
ヤバイ好きかも、なんて。
私以上に好きなわけ？
…何考えてるんだ私。
違うじゃん。
やめようとしたじゃん、こういうの。
こんなことを考える自分も、
こんなことを考えてしまう関係も。
ただの、幼馴染み相手に。
裕翔「ごめんね、さっき。」
A「え？」
裕翔「無理矢理、引き剥がしちゃってさー。」
A「え、あ、全然。慧重かったし、助かったよ。」
裕翔「なんか普通に、嫌だなー、って。
思っちゃってさ。」
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作者名：環
| 作成日時：2018年4月22日 12時
