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42...(side R) ページ42

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ただ、Aという女の子の存在は
俺の中で何とも比べられない特別な存在だった。



初めて付き合った子、というだけで終われない。









「前に……同級生って言ってた人、だよね?」









誰にも邪魔されずに二人きりで話がしたくて、
ホテルに入った。

だけどルームサービスでとった料理はちっとも美味く感じない。



大きな窓の外には、
東京の夜がきらきらと輝いて見える。





この街の何処かにAがいて、
今、誰のことを考えているだろう。









目の前の彼女の質問に、俺は正直に答える。

嘘を吐く必要なんてない。









涼介「そう。Aは同級生で……、
俺が初めて付き合った子だった。」





「あの日会ったのって、本当に偶然……?」





涼介「……なんで?偶然、だよ。」









彼女も窓の外を見ながら、
遠い目をして言った。









「…そうなんだ。偶然って、すごいね。」









みんなが思ってる。

あの偶然さえなければ何も起こらなかった。



変わらずにそれぞれ目の前の人を愛して、
穏やかに日々を過ごせただろうと。









「なんで…こんなことになっちゃったんだろうね。」









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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2020年9月12日 19時

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