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でもみんな、
私以上に私の気持ちなんて知らない。
中学時代の友人ーーー、
つまり山田くんと私が付き合っていた時代を
知っている友達でさえ、
「わざわざ浮気して結婚破談にすることもないと思うよ。」
と否定的だった。
その話題に触れない周囲の人たちも、
なんとなく興味ありそうに私を気にした。
兎に角、視線がうざったかった。
肝心の優太は、というと。
優太「疲れた?」
A「あ、ううん。そんなことないよ。」
優太「デザートは?」
A「もうお腹いっぱいなんだ。だから大丈夫。」
私は作り笑いする。
優太のやさしさが痛くて。
彼は何も言ってこなかった。
恐らく私から切り出すまでは、
そうしているつもりだろう。
知らないはず、ないんだから。
でも何も言えない。
自分の気持ちがこんな状態では。
いつもの週末のデートが落ち着かない。
山田くんと再会してから。
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作者名:環 | 作成日時:2020年9月12日 19時