検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:46,287 hit

34 ページ34

.








その言葉が引っ掛からなくはなかった。


けれど、
彼もまた、私と同じだったのだと思う。





現在の恋人と、
懐かしい初恋の相手と。


比べようと思っても比べることのできない想い。




それぞれとの楽しい思い出が、
幾つもあるはずなんだ。








会わないと実感できない。



触れないと確信できない。




本当のことだけに、寂しい。









「私も好き。」









なんて。

そんなこと言えなかったけど。









ーーーーーコンコン。




ドアをノックされて、はーい、と返事をする。









優太「お、元気そう。」









ドアを開けて入ってきたのは優太だった。









A「わ!どうして?」





優太「会社休んでるって聞いて、近くまで来たから。はい、これお見舞い。」








そう言って、紙袋を手渡した。









A「あ、プリンだ。」





優太「その程度のモノで悪いね。」





A「ううん、嬉しい!ありがとう。」









優太は、やさしい。




こうして一緒にいると、好きだなって思う。




この人の持つ暖かな雰囲気、穏やかな空気が、
まるで温室のように私を包む。


居心地が良くて、
そして愛されてることを実感する。








.

35→←33



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (79 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
270人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 山田涼介   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年9月12日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。