今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:34,216 hit
小｜中｜大
69 ページ19
.
A「…薮先輩？一体なん……」
宏太「だって光でしょ？校内もっとすげーのいんのに。軽音部だけでも有岡とか、伊野尾とか…あ、裕翔とかそこ同じ学年じゃん。
いや、まじであの調子乗りでうざったくて面倒な光？Aさん本気？」
ひ、ひどい……！
この人本当に八乙女先輩の友達なの？
でも、全部を否定できないところが悲しいです、八乙女先輩………。
A「…分かってます。前は散々、付き合ってた彼女の惚気話を聞かされてましたし。」
宏太「ああ、知ってる知ってる。
『薄情なおめーらと違って、俺の話を楽しみに聞いてくれる後輩だっていんだからな！』って自慢気に話してたから。」
A「全然楽しみにしてなかったですけど。」
宏太「だよなー。」
A「今は……愚痴の方が多いかもしれませんけど、惚気も愚痴も大して変わりませんよ。」
宏太「Aさんて心広いのなー。」
A「別に……広くなんて、」
そんなこと、言わないでほしい。
今まさに自分の心の狭さに自己嫌悪しているところなのに。
自分の中の、
ドロドロしたものに葛藤しているのに。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：環
| 作成日時：2019年7月17日 22時
