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A「あ、八乙女先輩…『呼び出しくらって遅刻するー。一人にしてごめん！』……って、」
宏太「……あれ。」
A「薮先輩…？なんだか話が違う気がしますけど……。」
宏太「なんだアイツ、スマホいじる余裕あったのかよ。」
A「八乙女先輩に…頼まれたわけじゃないんです、よね？」
宏太「まあね。暇だったし、ちょっと興味あったから、見に来ただけ。」
A「……興味？」
宏太「光のこと好きなんでしょ？」
疑問系ではあるけれど、明らかに確信を持って、
薮先輩はニッコリと笑う。
私は八乙女先輩への好意を大っぴらにしてるわけではない。
だけど隠しているわけでもない。
そもそも薮先輩は八乙女先輩の友達なんだ。
私のことを話していたとしても不思議じゃない。
否定しても無意味だろう。
本当にただの暇潰しなんだろうか、と
疑問を持ちつつも、素直に頷きを返した。
宏太「へえ……本当なんだ。あの光に……へえー……。」
A「………。」
宏太「Aさんって視力いくつ？」
A「え？」
宏太「もしくは結構マニアックな趣味をお持ちで？」
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作者名：環
| 作成日時：2019年7月17日 22時
