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光「俺の話だっていっつも最後まで聞いてくれるけどさ、面倒だったら面倒だって言っていいんだぜ?」





A「え、それ既に言ってますけど。」





光「いや、違う。俺知ってっから。その言葉はAの愛情の裏返しだ…って。」





A「……。」









別に八乙女先輩を信頼していないわけじゃない。

負担とか、迷惑を気遣ってのことでもない。





気を遣う、遣わない以前の問題。



だって私がずっとひっかかっているのは、

八乙女先輩のことだから。










「ありがとな、A。」










たった、一言だった。



会話の中のちょっとした一言。
素直に伝えてくれた感謝の言葉。





嬉しかった。

喜んで笑ってもいいくらいだったのに。






どうしてあの時、息が詰まって泣きそうになってしまったんだろう。



考えてみても明確な答えは出てこなくて、
そこにどんな感情があったのかすら分からない。








ひとつ、可能性を考えもしたけれど、
私はそうならない前提を知っていたから。








あの日からも変わらず先輩の彼女の話を聞いて、
弱音を聞き続けて。



それでも悲しくなることはなかったし、
うざったいと思えば伝えたし、

声をかけたいと思えばそのまま行動した。





何が原因かはわからないけれど、
あれは一時的なもの。







そう、結論づけた。








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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 八乙女光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2019年4月14日 10時

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