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A「でも、ご飯おごってくれたって言ってませんでした?」
光「失恋パーティーという名のただの昼メシな!しかもハッピーセット…こっち全然ハッピーじゃねえっつの!」
A「あははっ!」
光「いや、だから笑うとこじゃねえだろ!」
先輩がこうして元気になっていること、
それはきっと彼の周りにいる人たちのおかげなんだろう。
素直じゃなくて、からかうように。
それでも、先輩を心配して元気付けてくれる人たちがいる。
私が出来ることなんてちっぽけなものだった。
光「優しくしてくれるのは、Aだけなんだよなー、」
A「えぇ?私、優しいですか?」
光「あいつらに比べたら、そりゃもう。」
A「私だって、面倒くさい、とかうるさい、とか言っちゃってますよ?」
光「でも、いつも最後まで話聞いてくれるじゃん。」
先輩が笑う。
それは私がずっと見てきた笑顔とは少し違うけれど。
それでも楽しそうに、無邪気に。
光「おまえ優しいからさ。俺甘えちゃってんの。」
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作者名:環 | 作成日時:2019年4月14日 10時