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先輩とよく話すようになってから、
どうして殆ど初対面の私に彼女の話をしたのか、
聞いてみた。
すると先輩は「あいつらは俺の話を聞いてくれないし、ひかうざいとかひどいこと言うから……!」と演技じみた大げさなジェスチャーをまじえて、悔しそうに言った。
あいつら、とは先輩の友達を指すのだろう。
終わりの見えない彼女への愛と自慢話を、四六時中。
ああなるほど、それは納得。
軽音部に所属している八乙女先輩は、放課後担当の日は滅多になくて、殆どが昼休みの担当。
八乙女先輩と一緒になると分かっている日は、
私はお弁当を持って担当場所へ向かう。
……先輩は彼女の話を始めると、なかなか止まってくれないから。
たくさんの花々に囲まれて、お弁当を食べながら。
聞こえてくるのは恋の話。
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作者名:環 | 作成日時:2019年4月14日 10時