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「A、何見てんのー?」









その日から、委員会の仕事以外でも八乙女先輩を気にするようになった。
彼と担当が一緒になるのは、週に1回の昼休みだけ。


先輩を心配に思っていたけれど、お互いがわざわざ会いに行くことなんてない。


次に会う日まで、
先輩から話を聞くことはないんだろう。









「あ、軽音部見える!やっぱり中島くん、カッコいいよねー!」





「えー、私は有岡先輩だな!それかー、岡本くん!」





「Aは誰見てたの?」









どこの部活にも人気者がいる、なんていうのは、
どこの学校でもよくあること。


そして、うちの学校の軽音部は、特に人気の高いメンバーが揃っている……らしい。



格好良いと思う人は?と問われれば、数人に一人は軽音部の誰かの名前を出すくらい。

けれど、同じく軽音部に所属している八乙女先輩の名前が出てくることは、正直あまりない。

と言うのは、女子からの人気より男子からの人気の方があるからかもしれないけれど。





整った顔立ちをしていて性格も明るく、良い意味でも悪い意味でも周りの空気を読まない強靭なメンタルを除けば、モテる部類に入ると客観的には思う。








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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 八乙女光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名: | 作成日時:2019年4月14日 10時

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