イエスorイエス②…Daiki.A… (ページ17)

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話しながらも服を脱ぐことを止めず、
気付けばほぼ下着姿になった大ちゃんを見て、

ズボンを受け取り玄関近くの洗面所に向かうと洗濯機横に置いてあるカゴにそれを入れた。

A「大ちゃん、キャリーの中の服も洗うよー？」

大貴「あー、さんきゅー。」

恐らく寝室で服を探しているのだろう。

少し遠くの方から発せられた返事を聞きながら、キャリーケースを開く。

中は大きなナップサックのような袋の中に一纏めにされていて、
そこから引っ張り出した服はお世辞にも綺麗に、とは言えないけれど、きちんと畳まれていた。

その中で、つい数日前テレビで着ていた見覚えのある服が増えていて、ああ、また買い取ったのか、と苦笑い。

両手に抱えた服を洗面所に持っていき、ネットに入れるものを分別する。

洗濯機を起動させ洗剤を入れていると後ろに気配を感じて、振り向く。

大ちゃんが先ほどと同じ、下着姿のまま立っていた。

A「あれ、大ちゃん着替えたんじゃなかったの？」

大貴「え、なんで？」

不思議そうに首を傾げられ、私も同じように首を傾げる。

洗濯機の蓋を閉めながら横目にお風呂場を見た。

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