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64(side Y) ページ15
side>＞＞Yuya
雄也「不安に思うなら聞くだけだって。それしかねーじゃん。
聞けねーつってそのまま放っといて、勝手にどんどん不安になってる。
自業自得じゃね？」
光「おい�睫據�」
途端に大声を出して、睨むような目で見られる。
そりゃ、俺だって言いたいわけじゃない。
こんなこと。
だけど。
雄也「光くんてさ、ほんっとAが好きだよね。」
光「いやいやいや、そうじゃなくて！Aが有岡に聞けないのはさ、やっぱり有岡に問題があるんだって、」
雄也「…光くんだって、分かってんだよね？」
光「………。
でも、友達じゃんよ。
どーしたって、俺たちはA寄りになっちゃうんだよ。」
光くんは、本当に優しい。
まるで自分が冷たい奴なんじゃないか、
薄情なんじゃないか、と思ってしまうほどに。
だけど、
友達だからこそ、
甘やかし続けるわけにはいかない。
悔しそうな顔をそのままに、
呟いた光くんに溜め息をこぼしながら笑った。
雄也「馬鹿だなぁ、光くん。
俺だって、」
.
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作者名：環
| 作成日時：2018年8月26日 15時
